こんにちは!アイエント広報の杉光です。
2019年、オリンピック開催が近づいた頃インバウンド事業を開始しました。
そんな中、台湾から人一倍大きな声で挨拶をしてくれるムードメーカーがやってきました。
企画から編集まで1から動画作成をこなす頑張り屋。
現在は、どんな思いで仕事をしているのか、そんな李さんにお話を伺いましたのでぜひご覧ください。
<PROFILE>
李 淳益(Juneki Ri):台湾の南台科技大学で観光マーケティング学科を専攻。在籍中に青森中央学院大学へ留学、2018年日本に移住、外資貿易会社で卸営業を経て、2019年アイエントに入社。
-前職ではどんなお仕事をされていましたか?
中国人経営者が運営する貿易会社で、営業として勤務していました。
日本メーカーの化粧品を中国に輸出する事業がメインでしたが、営業方針を変え日本で中国人が経営しているドラッグストアに卸すということを行なっていました。
ターゲット客は、日本に代行購入をしにくる中国バイヤーです。
心斎橋(大阪)には卸販売専門のドラッグストアが数多く存在していて、そこに商品を置いてもらうための開拓営業でしたが、販売される医薬品の価格は驚くほど安く、私が定期訪問をする際には「適正価格で販売がされているか」のチェックや、商品の棚卸しを行うことを主に担当していました。
大量に商品を購入するお客様のために、スーツケースを販売することもあり、需要と供給を目の当たりにしました。
-アイエントに入社されたきっかけを教えてください。
「TaxFreeOnline.jp」のサービス運営募集に惹かれて入社しました。
台湾の大学では、観光マーケティング学科を専攻、在籍中に日本の青森中央学院大学院に留学し、青森の観光資源に関する調査を行うインターンシップに参加をして、論文を書きました。
日本にはたくさんの魅力があります。
空気はおいしくて、商品のクオリティが高い、台湾人は日本旅行が大好きで、日本製品をお土産で買って帰ると喜ばれます。
そんな日本に魅了された私は、日本人が経営する企業で文化に触れて働きたいと考えていた時、朗報が舞い込んできました。
アイエントがリリースした「TaxFreeOnline.jp」は、訪日外国人が免税でお買い物をするときに、重たいお土産を運んだり、免税専用レジに並ばずに、宿泊ホテルや空港で受け取ることができる画期的なサービスです。
このサービスの運営募集の話を聞いて、外国人の自分が役に立てる絶好のチャンスだと思いました。
-現在はどんなお仕事をされていますか?
TaxFreeOnline.jp運用として入社しましたが、コロナ環境で訪日外国人が来日しない日々が続いています。
そこで、OSO(One Sell Online)というプロジェクトを始動しました。
日本商品を宣伝するLPを作成し、在日台湾人の反応を探るマーケティングプロジェクトです。
訪日外国人にお土産として選ばれる特徴として、「既に母国で知名度のある商品しか手に取ってもらえない」という事実があります。
そこで、在日台湾人をターゲットに、商品の認知を広めていく、実際に日本で使ってもらって反応を見てみる、そして「本当に良いと感じるものであれば、台湾にいる友人・知人・親族に商品を広めてもらうことができる」と考え、本プロジェクトを開始しました。
在日台湾人をターゲットにし、Facebookのコミュニティや台湾人向けのブログ、YouTubeで動画マーケティングを実施しました。
流入としてはまずまずですが、商品に興味を持ってもらうことには成功しています。
最近、薬剤師の資格を持つ山本さんが入社されたことによって医薬品の販売を行うことができるようになりました。
医薬品は、全く同じ成分・同じ効果でも、価格の違いがあるって知ってますか?
薬局オリジナルのプライベートブランドというものがあることを知りました。
アジア人の特徴として、旅行に行くとき、病院を探すとき、商品を購入するとき、絶対に行うことがありますよね。
それは、「値段比較」です。私も決済をする前には必ず比較サイトで検索して最も安いところ、口コミのいいところに決めるんです。
購入するサイトやお店によって、値段や特典が違うということを知っているからです。
台湾人にとって、いい情報を発信し、いいサービスを提供できるよう日々調査をして反映させていくことに奮闘しています。
-仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
大切にしているのは、「情報共有」をすることです。
学生時代からビジネスは「情報戦」と言われてきました。マーケティングにおいては、新鮮な情報を得ることができなければ、いいアイディアは出せないと思っています。
リモートワークになってから、すぐに声を掛け合えたり、雑談の声が聞こえてくるオフィスと違って、情報が遮断されてしまう環境だなと感じています。
業務に夢中になってしまうと、共有することを忘れてしまいますので、定期的にチームでミーティングをする機会を設けています。
作業の重複や方向性のズレを防ぐことができ、同じ方向を見て分担し、効率よくやっていけていると思います。
-仕事に対してやりがいを感じる時はどんな時ですか?
チームメンバーでYouTube動画 を作成しました。
台湾人向けに日本の医薬品について紹介をするものですが、社内の評判が良く、面白いねと言ってもらえたことです。
動画マーケティングは、近頃当たり前のように使われていますが、すぐに効果が出るものではありません。
しかも、独学で撮影や編集を行っているので、何が正解かはわからない手探り状態。
でも、いざ公開してみると、思っていたよりも反響があったことに安心しました。
今後はチャンネル登録者数を増やして、私たちのコンテンツに興味を持ってもらい、海外から「また日本に行きたい」と思ってくれる人が増えてくれると嬉しいなと思います。
(※日本語字幕でご覧いただけます)
-会社の雰囲気はいかがですか?また、実際に働いてみて、入社前とのギャップはありましたか?
皆さん親切で明るい雰囲気です。
日報があり、日々皆さんの業務内容を把握することができます。
ベテラン社員が集まっているので、新卒にするような研修制度はないのですが、わからないときや新しいことを始めようとするとき、気軽に相談ができるオープンな環境です。
ギャップについては、コロナの影響で大きくありましたね。
入社前に想定していた業務内容とはガラリと変わっています。
でもそこを嘆いても仕方がない。今やれることをやるんだと決めたんです。
もしも、何かやりたいことがあれば、発信すればそれを実現させてもらえる環境です。
新規プロジェクトのメンバーとして動けていてやりがいがあります。
自分がやっていることは正しいかどうか、それは誰にもわからないから、成果が出せるまではいい意味で緊張感がありますね。
-成長を実感された点を教えてください。
実は、人一倍気を遣ってしまう性格なんです。だから自分の思いを話すことは苦手でした。
でも、自分の仕事は自分で作っていくしかないと気づき、だんだんと自分の意見を言えるようになってきたと思っています。
今は、チームのメンバーで試行錯誤をしながらプロジェクトを進めています。
優秀なメンバーに恵まれ、やったことがないことにも挑戦することで自分自身の成長を感じています。
-どんな人を目指していますか?
利益に繋げる成果を出せる人が、一流のビジネスマンだと思っています。
広告を使わないマーケティングでは、すぐに成果を出せず、心が折れてしまいそうになることがありますが、今はタネを蒔いておいて、時期が来れば一気に収穫できるスピード感のある人を目指します。
期待値を超えられる、インパクトのある成果を出せるよう頑張りたいです。
-今後、挑戦したいことを教えてください。
まずは、大森さん(アイエント代表取締役)に認めてもらいたいです(笑)
私は大森さんをとても尊敬しています。
次々と新しいアイディアを形にして、世の中のあたりまえに捉われない発想があり、そんな大森さんの近くで学べる環境に感謝しています。
直近では、新規プロジェクトで市場の開拓、外国人観光客が戻ってきたときには、TaxFreeOnline.jpを利用してもらい快適な旅を提供したいと思っています。
サービスの再スタートが順調に切れるよう、今は十分に準備をしておきます。
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